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葬儀費用は何にいくらかかる?平均相場や葬儀費用の内訳、費用を安くおさえる方法を注意点もあわせて解説2024.05.13
葬儀を行うタイミングは、家族を突然亡くして悲しみの最中です。あらゆる気持ちが入り混じっているとき、葬儀費用についても考えなくてはならないのは大変ですよね。
突然の出費で慌てないように事前知識として葬儀費用の相場を知るのは大切ですが、「前もって葬儀のことを考えるのはよくないのでは?」と縁起を気にする方もいるかもしれません。
ただ、突然のお別れで葬儀費用の高さに驚き、準備できないと焦るものです。いざというときに慌てず対応できるように、葬儀費用について把握しておくことをおすすめします。
今回は、葬儀にいくらかかるのか、そして平均相場や葬儀費用の内訳、費用をおさえるための
ポイントなどを詳しくお話していきます。
葬儀費用の平均相場を把握しよう
まずは、葬儀費用の平均相場についてお伝えしていきます。
平均相場の目安はどのくらい…?
葬儀費用は120~200万円前後というのがおおよその平均相場の目安と言われています。
ただ、葬儀に関する費用は「いくつかの費用を合わせたもの」として考えておくことが重要です
葬儀費用には、
・葬儀そのものの費用
・通夜や葬儀の会食の費用
・返礼品の費用
・寺院へのお布施の費用
など、いくつかに分けて支払うことになります。また、葬儀費用は、地域の風習によって費用が高い傾向となるケースもあるでしょう。
葬儀費用の平均として「相場は、120~200万円前後」とお伝えしましたが、これは葬儀をする際にかかるかもしれない“トータルの費用”として参考程度に留めておきましょう。
葬儀のスタイルによって費用はバラバラ
昔と比べると、葬儀のスタイルは多様化しています。故人と縁のあった人々をたくさん呼ぶ一般葬もあれば、家族だけを呼んで小さな規模でやる家族葬もあります。
また、通夜をしないで1日ですべてを終わらせる1日葬、葬儀をせずに火葬だけをやる直葬などを行う方もいるでしょう。 葬儀のスタイルによって費用は異なりますが、一般葬がもっとも平均相場が高めです。この数年ほどはコロナの影響もあって家族葬を執り行う方も増えています。一般葬と比べると平均相場は低めです。
葬儀費用の内訳を確認しよう
葬儀費用について気になったとき、多くの人は周りにいる葬儀経験者の人の話を参考にするのではないでしょうか。
ただ、「200万円くらいかかった」「100万円近く」など、人によって葬儀費用がバラバラであまり参考にならないのが正直なところではないでしょうか。この2例だと、前者については“高い葬儀だ”と思ってしまうかもしれません。
そこで、葬儀費用の金額だけではなく、その内訳にも着目することが大事です。
葬儀費用については、
・葬儀に関するすべての費用をまとめて葬儀費用と考えているケース
・飲食費や寺院へのお布施は含めず、通夜や告別式だけを“葬儀費用”と考えているケース
など、人によってとらえ方はさまざまでしょう。
葬儀費用が異なるのは、「葬儀のスタイル」「参列人数」「葬儀の内容」などさまざまな要素が絡み合っているためです。
そこで、葬儀費用を構成する“3つの内容”について把握しておくことが大事です。
①「葬儀一式費用
お通夜から火葬、告別式など“葬儀”を終えるまでにかかる費用です。
・ご遺体の安置所の使用料(ドライアイスなども)
・霊柩車や寝台車
・祭壇の一式の費用
・遺影や位牌の費用
・式を執り行うためのサービス料(進行・納棺など)
など、葬儀にかかる場所代や車代、人件費のすべての費用です。 葬儀一式費用については、葬儀を行ううえで必ずかかる費用です。ただ、葬儀のプランや、棺や生花などのグレードの違いによって、費用は増減するでしょう。
②「飲食・接待費」
参列した人に渡す返礼品や、お食事をふるまう場合の料理の費用などです。
・お通夜の後も葬儀の後のどちらも会食を行う
・香典返しの品物の内容
・会食に参列する人数
などによっても費用は異なります。返礼品も料理も「参列者の人数」に単価を乗じているため、人数次第で変動することになるでしょう。
③寺院に支払う費用
お通夜や葬儀では僧侶に読経してもらうため、そのお礼としてお布施を払います。寺院に渡す費用は、葬儀社へ払う費用と別途となります。
寺院への費用は“支払い”というよりも、“お礼”という意味合いで渡す費用です。読経に来てもらった際、お布施のほか、お車代や御膳料なども渡します。
また、お布施には戒名料も含まれます。亡くなった人に授ける名前を「戒名」と言いますが、こちらも葬儀までに僧侶につけてもらわなければなりません。戒名には“ランク”があって、高額になるケースもあります。
葬儀費用を抑えるポイントを探る
平均相場には幅がありますが、葬儀を行うには100万円以上、高ければ200万円もの大きなお金がかかります。
故人とのお別れですから、できるかぎり手厚く見送りたい気持ちの反面、現実的には「安くおさえられると助かる」という喪主様・ご遺族様は多いですよね。
そこで、少しでも葬儀費用をおさえるためのポイントについてご紹介します。
葬儀の規模を小さめにする
葬儀の規模が小さいほどに費用はおさえられます。
かつては、葬儀と言えば、親戚や友達、知人、近所の人まで呼んで規模の大きい一般葬が主流でした。
近年は、家族を中心に参列者を少なくする家族葬など、コンパクトな葬儀のスタイルも増えています。
家族葬とは言っても、“葬儀を行う”ということに変わりはありません。通夜や告別式もしますが、参列人数が限られた人数で小規模なのが特徴です。
参列者が少なければ会場の広さも小さく済み、会葬の品や食事などにかかる料金もおさえられます。費用全体が一般葬と比べると少なく済むでしょう。
また、家族葬よりも少し費用をおさえられるのが、通夜なしの「1日葬」です。
さらに、通夜や葬儀をしない、火葬のみの「直葬」ならもっと費用はかかりません。
ただ、安くしたいからといった理由だけで規模を小さくするのではなく、故人の想いや遺族の気持ち、故人と縁のあった親族の考えなど、総合的にご判断することをおすすめします。
予算に合わせたプランを選ぶ
ひとつの葬儀スタイルに対して、いくつかのプランを用意している葬儀会社が多いです。
たとえば、「家族葬をしたい」という場合は、そのなかでも低予算でできるプランを選べば、費用をおさえることができるでしょう。
また、参列者への会葬品や飲食なども見直すことで、費用をおさえられる場合も多いです。
見積もりをもらって比較する
葬儀は、葬儀社によってプランの種類や内容がかなり異なります。
たとえば、「家族葬」と言っても、複数の葬儀社を比較すると金額が結構違うケースもあるでしょう。
ただ、プランの金額だけで比べるのではなく、
・どこまでが標準で含まれているか
・オプションとなるのは何か
など、内容もきちんとチェックすることが大事です。
プランの金額が安いと思っていたら、オプションを追加しなければならず、総合的な金額が高くなる可能性もあるため注意しましょう。
しかし、通常は葬儀社を取り決めするのは、故人が亡くなって数時間もしないうち。そんな短時間で見積書の比較検討などはできませよね。 そこで、生きているうちから、ご自分の葬儀社を比較検討し決め、ご家族さまに伝えていらっしゃる方もいます。
健康保険などの補助を受ける
人が亡くなったとき、自治体や健康保険などから「葬祭費」や「埋葬料」などが支給されます。
たとえば、国民健康保険に加入していた方が亡くなれば葬祭費を請求することができます。
ただ、“葬祭のための費用”ですから、「火葬のみ」では葬祭費が対象外となっている自治体もあるようです。自治体によっては、葬儀を行っていなくても支給されることもあるため、要確認をおすすめします。
また、会社勤めをしていた方が亡くなった場合は、健康保険組合や共済熊井から「埋葬料」などが支給されます。内容は加入の組合ごとに異なります。
葬儀費用に関する注意ポイントとは?
故人との大切なお別れである“葬儀”なのに、後でトラブルを起こすなどは避けたいですよね。
そこで、葬儀葬儀に関しては注意しておきたいポイントについてご紹介します。
ポイント①:葬儀会社選び
葬儀費用をおさえることはもちろん、葬儀を無事に終えられるかどうかは「葬儀会社選び」と密接に関係してきます。
近年は、“格安”という葬儀プランを謳っている葬儀会社が増えてきましたが、これが大きなトラブルを生んでいるケースがあります。
葬儀会社のなかでも、一般葬や家族葬などさまざまなプランを提示している場合はいいですが、なかには「格安プランを主軸」として展開している葬儀社もあるでしょう。
その場合、「葬儀に欠かせないもの・通常は標準で含まれるはず」のものがオプション扱いにされている可能性があります。見積書には費用を安く見せるために最低限のものだけを記載、後からオプションとしていろいろと追加しなければならないことも。
最終的には「それほど安くない」「逆に高い費用だった」という失敗例もあるので気をつけましょう。
葬儀会社のホームページをチェックし、十分に確認することが大事です。
葬儀社とはコミュニケーションを取る
葬儀会社とのコミュニケーション不足からトラブルに発展しているケースも多いので注意しましょう。
大切な人が亡くなった状態での葬儀ですから、「葬儀の進行」や「葬儀の費用」などには気が回らないというご遺族様も多いかもしれません。
ただ、「分からないのでお任せします」と葬儀会社の担当者と話をする機会がないと、後からトラブルに結び付く可能性もあります。
特に、葬儀費用については金額だけでなく、内訳も見ましょう。おそらく、不安なこと、疑問に感じることもあるでしょう。
そんなときに話やすく、小さなことでも相談にのってくれる、見積書の説明も分かりやすい、何よりも遺族の気持ちに寄り添って対応してくれる…という誠実な葬儀会社を選ぶと安心です。
まとめ
葬儀費用の平均や、予算をおさえるためのポイントをお伝えしてきました。
「葬儀は高い」という時代もありましたが、今では葬儀のスタイルも増え、家族葬や1日葬など小規模にすれば費用をおさえることもできます。
今回お伝えした葬儀費用の平均は参考程度にとどめ、詳しくは「どんな葬儀にしたいか・参列して欲しい人数はどのくらいか」などをふまえて葬儀会社に見積書をもらうのが大事です。
私どもは、徳島において、一般葬儀や家族葬、社葬、お別れの会など、地元の皆さまからご相談を受けて心を込めて葬儀のお手伝いをしております。
葬儀費用はもちろん、葬儀全般に関する不明点やご不安がございましたら、お気軽にお問い合わせください
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