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徳島の家族葬とはどんな葬儀?どこまで参列者を呼べばいいのか?2023.11.02
徳島の家族葬とはどんなものでしょうか?どんな葬儀でしょうか?
また親族は何親等まで、どこまで呼ぶのでしょうか?家族葬についての様々な疑問をみていきましょう。
家族葬とはどんなもの?どんな葬儀?
家族葬とは家族や親族など故人と関係が深かった方のみで執り行う葬儀です。家族葬は、一般的な葬儀と何が異なるのでしょうか。
一般葬と家族葬の流れはどう違う?
仏式の場合、葬儀の一般的な流れは以下のようになっています。
1.ご危篤・ご臨終
2.ご遺体のお迎え、安置・お打ち合わせ
3.納棺式
4.通夜式
5.通夜振る舞い(通夜の会食)
6.宿泊
7.葬儀告別式、出棺
8.火葬
9.お六日法要(還骨法要)
10.ご帰宅、後祭壇設置家族葬の場合も基本的な流れは同じでございます。一般葬では、参列を希望される方たちすべてにお参りいただけるスタイルとなり、家族葬に比べると参列者への対応時間が必要となる反面、より多くの方に故人を偲んでいただけるという面があります。家族葬の場合は、参列者が限られており、従来の葬儀に比べ、ゆっくりとお別れの時間を過ごす事ができ、故人様やご家族の「想い」を大事にするお葬式になっており、宗教儀礼や社会との繋がりよりも故人様の人生やご家族の気持ちに寄り添う、現代に適した葬儀形式ともいわれています。
「家族葬」と「密葬」の違いとは?
家族葬と混同されがちな言葉に密葬があります。密葬の“密”は「人に知らせずにひそかに物事を行う」という意味があり、ひっそりと行われる葬儀のことを「密葬」と言います。密葬も一般の方は呼ばずに、家族や近親者のみで内々に葬儀を行うことをいいますが、密葬の場合は、近親者のみで行い、後に本葬やお別れの会などを開催することが多くなっています。
密葬を選ぶのは、故人が著名人であるケースが多いです。知名度の高い方、もしくは社会的な地位が高かった方が亡くなると、通常の葬儀では相当数の参列者が予想されます。
遺族にとっては参列してくれた方々への対応だけに追われてしまい、故人とゆっくりとお別れすることは難しいでしょう。しかしながら、故人のために参列してくれた人に誠意をもって対応することは故人のためでもあり、不愛想に振る舞うわけにもいきません。つまり、多くの参列者が予想される葬儀では、ご遺族にとっては「故人との別れをゆっくり行う」ことよりも、「参列者への対応」が中心となる日となってしまいます。
そこで選ばれるのが密葬で、初めに家族・親族だけでゆっくりとお別れの葬儀を行い、後から一般の参列者の方々へ向けた本葬やお別れの会を行うというスタイルです。著名人の訃報は、多くの方々が混乱するケースもあります。そこで、亡くなったことを公に告知する前に、密葬という形をとることが多いでしょう。
直葬は家族葬とは何が違う?
直葬も家族葬と似ている葬儀の形です。ただ、直葬では「通夜」「告別式」を行いません。つまり、亡くなった後、遺体の安置期間を過ぎれば出棺、そして火葬を行うというかなりシンプルな流れになります。ただし、法律において火葬するまでの期間は「亡くなってから24時間経過後」と定められているため、最短で行うとしても2日という日数がかかる葬儀です。
直葬は多くの場合、「親族が少なく費用をかけたくない」「生前から自分の葬儀はしなくてもいいと言っていた」など、人との関わりが希薄となってきたこと、多忙な人が多い現代ならではの葬儀の形と言えるかもしれません。
しかし、遺影や棺、安置室、お花といった最低限のもの必要となります。火葬だけとはいえ、故人とのお別れ時に僧侶に読経を依頼する場合もあるでしょう。葬儀会社のサポートは欠かせません。葬儀会社によって費用やプランはさまざまなので、内容をよく確認することも大事です。
親族は何等身まで?どこまで呼べばいい?
家族葬では、何親等の家族まで呼ぶのか、何人まで呼ぶのか、一概に家族といってもどこまで呼ぶのかが疑問に思うかもしれません。
親族、親戚の違いは・・・?
私たちが何気なく使っている「親族」「親戚」などの言葉ですが、その違いについて分からないという方も多いのではないでしょうか。
民法によると親族とは、
・6親等内の血族(血のつながりがある人)
・配偶者
・3親等内の姻族(結婚した相手の血族)
というように、「血族」や「姻族」という言葉も登場します。たとえば、自分にとって「父の兄」や「兄弟の子ども」は血のつながりを持つ血族ですが、「父の兄の配偶者」や「兄弟の配偶者」、もしくは「配偶者の兄」などは血がつながっておらず姻族ということになります。
また、「親戚」という言葉には、民法上の定義がなく、どこまでを親戚と呼ぶかは個人個人で異なるでしょう。血縁や婚姻によるつながりを広範囲に親戚と言う方もいます。前述した、「父の兄」は民法では血縁による「親族」ですが、「親戚」と言っても間違いではないのです。親戚という言葉は、親族よりも広い範囲においてのつながりを指すことができ、「父の兄の妻の甥・・・」というように、ほとんど会ったことがない遠い縁の方でも使える言葉と言えるでしょう。
親等・・・とは?
次に「親等」という言葉について見ていきましょう。
民法で定められている親族の定義には、「6親等内の血族」「3親等内の姻族」というように、“親等”という言葉が使われています。親等とは、その数字によって自分にとっての関係の深さが表すものです。
自分を0として、「縦の関係性」を数えたものが親等です。
たとえば、
・自分の父母は「自分⇒父母」なので1親等」
・自分の祖父母は「自分⇒親⇒その親」なので2親等」
・自分の兄弟姉妹は「自分⇒親⇒その子ども」なので2親等」
・自分のおじ・おばは「自分⇒親⇒その親⇒その子ども」なので3親等
というように表すことができます。次に代表的な親等についてご紹介していきます。
【血族の親等】
・1親等⇒自分にとっての父母、子
・2親等⇒自分にとっての祖父母、兄弟姉妹、孫
・3親等⇒自分にとってのおじ・おば、曾祖父母、甥・姪、
・4親等⇒自分にとってのいとこ【姻族の親等】
・1親等⇒配偶者にとっての父母
・2親等⇒配偶者にとっての祖父母、兄弟姉妹
・3親等⇒配偶者にとってのおじ・おば、曾祖父母、甥・姪、
・4親等⇒配偶者にとってのいとここのように、「血族の親等」で考えると、3親等、4親等くらいまでは、会ったことがある、あるいは存在を知っているというケースが多いでしょう。ただ、上記には記載していませんが、5親等、6親等になるとだいぶ離れた関係性になります。
親等や「どこまで呼ぶべき」という点に強くとらわれないことが大事
家族葬は「家族」や「親族」以外に、「ごく親しい友人」も呼ぶことがあります。明確にどこまで呼ぶという決まりがあるわけではありません。自由に呼べる反面、家族葬の場合でトラブルになりやすいのがどこまで呼ぶかという点です。親族以外にも故人の友人・知人関係やご近所の方を呼んだ場合に「友人の○○さんは参列したのに私は参列できない」「私も葬儀に参加したかった」などのトラブルとなる可能性もあります。
親族の場合も同様です。お伝えしたように、「親族」とは血縁や姻族などを親等で表した広範囲の人を指す言葉です。ただ、人間関係は法的な意味合いだけで図ることはできません。たとえ、法的に近い親等であっても、「ふだんほとんど連絡を取っていない・最後に会ったのは子どもの頃」などのケースなら、家族葬でも呼びたいという考えは起こらないかもしれません。
基本的には日頃からお付き合いがある親族には声をかけるようにしたり、故人との生前の関係性も考えつつ、家族と親族とで相談しながら、理解や同意を得てから進めるとトラブルの心配が軽減されるでしょう。家族葬に親族をどこまで呼ぶべきかという決まりはないので、ご家族の判断でお呼びする方を考えていきましょう。
言葉どおり「家族だけ」で行うこともできる
故人にとって身近な存在である親族は家族葬に来ていただくことで、「呼ばれなかった」という不満に結びつきづらくなります。ただ、残された家族にとっては「それほど親しくなかった」というケースもあるでしょう。その場合、たとえ少人数の家族葬でも、あまり親しくない親族がいることで、「気を使う」と心理的に負担となる可能性もあります。
そこで、家族葬を10人未満の家族だけ、親族や友人を呼ばず完全に家族だけで行うことも可能です。実際徳島葬送.comの家族葬でも、参列者2名~5名など限られたご家族での家族葬も多々行われています。
家族葬の場合、どこまで呼ぶのかというのが非常に配慮しなければならない問題となりがちですので、具体例や対策を知っておくのがおすすめです。
家族葬では事後報告を忘れずに
どこまで呼ぶか決めるほかに、事後報告も大切になります。家族葬の場合は、参列できる友人や知人が限られてしまいます。そのため、親族以外の友人や知人・会社関係者へは、葬儀終了後に訃報と、葬儀が無事終わった旨の連絡をしておいた方が安心です。
家族葬の報告はどのようにする?
家族葬が終わりそれを伝える場合、
・故人が他界した日付やその原因
・生前とてもお世話になったお礼
・家族葬で葬儀を済ませたこと
・葬儀が終わった後の連絡となったことへのお詫び
などを文章にして伝えるといいでしょう。ここ徳島でも家族葬はだいぶ浸透してきた葬儀の形とはいえ、まだまだ伝統的な一般葬よりも受け入れ難いという方もなかにはいるでしょう。特に、これまで多数の葬儀に参列してきた人にとっては、葬儀終了と訃報を後から知ることは衝撃的なものかもしれません。
なかにはすんなりと理解を示してくれない方もいるかもしれませんが、故人の想いやご家族の気持ちについて言葉を尽くしてお話していきましょう。
今後の香典を辞退することも一言添える
どこまで呼ぶべきか悩んだ末、やはり家族葬にお呼びできなかった方もいるでしょう。すると、参列できなかった方がご自宅に弔問にいらっしゃることがあります。故人へ一言お別れを伝えたいという強い思いを抱いてくれるのは、ご家族様にとっては大変ありがたいですよね。ただ、その際に香典という気遣いをさせてしまうかもしれません。そこで、家族葬の後には、香典を辞退する旨を一言添えておくことも大事です。
家族葬にかかる費用は?
家族葬にかかる費用はいくらくらいでしょうか。徳島での家族葬の葬儀そのものにかかる費用の平均は80万円前後となります。家族葬といっても様々な葬儀の形があり、どんなお葬式をあげるかで費用は異なります。
徳島葬送.comの場合には、
・家族葬プラン ¥258,000~(税込)
一般的なご葬儀と同じく、納棺式・通夜式・葬儀・告別式・火葬・お六日法要といった一連のセレモニーを小規模で執り行う葬儀形式。・一日葬プラン ¥198,000~(税込)
通常は通夜式から告別式まで2日かけて取り仕切られるお葬式を、告別式と火葬を一日で行う葬儀形式。・直葬プラン ¥78,000~(税込)
通夜・葬儀を行わず火葬のみを行う葬儀形式
・自宅葬プラン ¥158,000~(税込)
おうちで最期のお見送りができる葬儀形式。どんな葬儀形式とするかで価格が異なるようになっていますので、どんな家族葬としたいかプランを決めておくと費用が確認しやすくなります。
徳島でも家族葬が増えています
家族葬は年々、増えている傾向が見られています。家族葬が増加している代表的な理由は「経済的な理由」「故人の遺志」「アットホームな葬儀」「宗教観やしきたりに縛られたくない」等が見られ、引き続き家族葬が広がりを見せると予測されています。
参列者の人数を減らしても、しきたりを維持することも可能な家族葬という形が浸透しているという事が言えるでしょう。また、新型コロナウィルスの影響もあり、感染症対策等の側面から小規模の葬儀はより増加する傾向と予想されます。家族葬は現代の需要にあっている形とも言えます。
徳島での家族葬なら徳島葬送.comへ
徳島葬送.comでは、徳島県徳島市、板野郡北島町を中心に家族葬を主に行っています。家族葬専用の貸切式場となっております。専用駐車場も50台完備しております。
徳島での家族葬なら徳島葬送.comへ。徳島葬送.comは故人様とご遺族様の大切な時間をサポートさせていただきます。徳島で我々にしかできないお別れの時間をご提供致します。随時、内覧会も行っておりますので、来館の際にお悩みや疑問を気軽にスタッフへご相談ください。
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